前回まではこちら
さて、黄泉の国に閉じ込められ長い間そこで暮らしたイザナミ
ようやく落ち着いてきた頃、来客があった
???「おい、会いに来てやったぞ」
イザナミ「誰かしら?」ガチャッ
イザナミ「(・_・)」
イザナミ「あー、申し訳ないですがどちら様ですか?」
???「俺だよ!!イザナギだよ!!!」
イザナミ「は?」
イザナミ「悪い冗談はやめてください、どちら様ですか?」
???「だから俺だって!!イザナギだって!!!」
イザナミ「そろそろキレんぞ?💢💢💢誰だお前???」
イザナミがわからないのも無理もない
そのせいで彼の体はメタボに大変身を遂げていたのだ
イザナミ「ほんとにあなたなの…?」
イザナギ「本当だとも!!なんなら君の好きな体位だって当てて見せるよ!!」
イザナミ「殺すぞ」
イザナギ「ごめんなさい」
イザナミ「それにしてもよくいけしゃあしゃあと顔を出せたものね」
イザナギ「仕方ないだろう、子供たちは一人も信用してくれなかったんだから」
イザナミ「そりゃそうでしょうよ」
イザナミ「色々大変だったのね…」
イザナミ「で?私に何の用なの?」
イザナギ「それだよ、俺さ、寝てる間にハズレSRの烙印を押されちまったらしいんだ」
イザナミ「あんな微妙な能力なら当然でしょうね」
イザナギ「なんだよそれ('Д`)」
イザナギ「とにかく俺は早いとこ神威を取り戻したい、こんな現状のままVer.2.0にいくのはまっぴらだ」
イザナギ「どうすればいいと思う?」
イザナミ「痩せろデブ」
イザナギ「ずいぶん簡単に言うねぇ…他に何かないか?」
イザナミ「痩 せ ろ デ ブ」
イザナギ「はい」
イザナギ「ところで腹へったんだけどなんかない?」
イザナミ「痩せろって言われた直後に言うそれ…?」
イザナミ「まあいいわ、ちょうど私も食べるところだったから、はい」
イザナギ「…なにこれ」
イザナミ「スープだけど」
イザナギ「お、おう…(これは…)」
イザナミ「食べないの?」
イザナギ「いや…やっぱりあまりお腹空いてな」
イザナミ「食べないの?」
イザナギ「食べます」
「おいしいよ?」そうつぶやく彼女の笑顔に応えるべく、スプーンを口に運んだ彼の記憶はそこで途切れた。
イザナギ「ぐぁああああ…」
イザナミ「あなたどうしたの!?」
イザナギ「は、腹が…うっ」
4CP 8000/8000/8000
■永縛の神威
対戦相手のターン開始時、対戦相手のコスト3以上の全てのユニットの行動権を消費する。
あなたのターン開始時、対戦相手の行動済ユニットを1体選ぶ。それを消滅させる。
このユニットがオーバークロックした時、対戦相手の全てのユニットの行動権を消費する。
完